ソフトを作ってみたい (2/4)

〜 プログラムの基本の基本 〜

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ソフトを作ってみたい(1/4) - プログラミングって?
ソフトを作ってみたい(2/4) - プログラムの基本の基本
ソフトを作ってみたい(3/4) - 変数とは
ソフトを作ってみたい(4/4) - さっそく始めよう

プログラミングの仕組み

 ソフトを作るためには、通常コンピュータが読み取れる特別な文章を書いていきます。 その文章のことを、「コード」とか「ソースコード」と言ったりします。

 その文章「コード」には、必要に応じて様々な「命令」を順番に書いていきます。

 ここでは、その「コード」の書き方や、その考え方を簡単に説明していきます。

コードの書き方の原則

 さっそく、「コード」の書き方の原則を説明したいと思います。 ある程度納得いただけたら十分だと思います。

 コードの書き方には、前に述べた「開発ソフト」によって書き方に大きな違いがあります。 しかし、基本的な考え方は同じです。

 このことは、「日本語と英語も文字を見ただけでは全く違うように見えるが、 主語・述語があって文字で表せるという基本的な部分は共通だ」、というのと同じ様な事です。

コードを書く順番

 まず第一のルールとして、コードは「上から下」に実行されます。 実例をみると分かりやすいと思います。

 たとえば、実際のコンピューターの例ではありませんが、「ご飯を炊く」というプログラムを作りたかったとします。 ご飯を炊くには、まず「お米を量って」、「お米を研いで」、 それを「炊飯器に入れて」、「スイッチ・オン」とする必要があるとします。 この時、

お米を量れ
お米を研げ
炊飯器に入れろ
スイッチをオンにしろ

という順番で書けばお米がたける、ということになります。

 そして、基本的には、上のように一行一つの命令を書きます (ただし、例外も多数あります)。

分岐・ループ

 しかし、単に上から下に実行するだけならば、 たとえお米が十分な量なかったとしても、炊飯器のコンセントが抜けていたとしても、 コンピュータ(ロボット?)は上で書いた順番で淡々と作業を進めていきます。 そこで出てくるのが「分岐」です。

 分岐によって、「もしコンセントが抜けていたら、 コンセントを入れる」のような処理ができるようになります。 つまり、分岐を利用することによって、 今までよりも複雑な処理をすることができるようになります。

 さらに、「ループ」というものがあります。 「ループ」というのは、同じ処理を何回も繰り返す処理です。 同じ事を繰り返すことはコンピュータの得意作業です。


 さて実際に分岐とループを見てみましょう。

 まず、分岐のサンプルです。下のボタンを押してみてください。 (JavaScriptです。)

 OKを押すと「OKを押しました。」、キャンセルを押すと「キャンセルを押しました。」と出てきました。 このときの、押したボタンが「OKだったら……」とか 「キャンセルだったら……」というのが分岐です。

 次に、ループのサンプルです。下のボタンを押してください。 (JavaScriptです。)

 ここでは5回『?回目です。』と表示されます。

まとめ

 プログラミングは分岐とループによって出来ているといっても過言ではないと思います。 分岐やループそれ自体も一見単純そうに見えますが、 組み合わせ方によって様々なことに利用できます。

 とりあえずここで大事なことは、分岐・ループというものがあるということを知っておくことです。


 次は「変数」というものを説明します。

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2006/2/19 更新