ソフトを作ってみたい (1/4)

〜 プログラミングって? 〜

目次

ソフトを作ってみたい(1/4) - プログラミングって?
ソフトを作ってみたい(2/4) - プログラムの基本の基本
ソフトを作ってみたい(3/4) - 変数とは
ソフトを作ってみたい(4/4) - さっそく始めよう

ゲームを作るには

 ゲームを作るには「市販のゲーム製作ソフト」を使うのと、 一から「プログラミング」をする、二つの方法があります。

 手っ取り早く作るには「市販のゲーム製作ソフト」の方が簡単です。 余分な機能もなく、説明書も読みやすいので、容易に作ることが出来ます。

 ゲームを作りたいだけであれば「市販のゲーム製作ソフト」を試してみた方がいいと思います。 こちらの方が、ゲームを作る機能に絞ってありますので、無駄な労力が割けると思います。 「ゲームを作る」のページをご参考にしてください。

プログラミングで何ができるのか

 まずプログラミングを学ぶ前に、 「プログラミングで何ができるようになるのか」ということを知っておいた方がいいと思います。 そのためには、「パソコンで何ができるのか」を知ると分かりやすいです。

パソコンで何ができるのか

 ここでは、簡単な説明にしておきます。

 パソコンを使っている人の多くは、 「インターネットをする(閲覧する)」・「メールを送る」 ・「音楽や動画を見たり保存したりする」・「ゲームをする」・ 「文章を書いて印刷する」などをしていると思います。

 また、人によっては「テレビを見る」とか「年賀状を書く」などのために使っていると思います。 また、他にも様々な使い方をすることができます。


 このとき注目していただきたいのは、 実際には、様々な「ソフトウェア(ソフト)」を使うことによって ゲームやインターネットを利用している、ということです。

 例えば、ゲームをする時にはゲーム用のソフトが動いていますし、 インターネットをするにはインターネットを見るソフトが必要です。

 このような多種多様の「ソフト」を使うことで、 様々な動かし方をすることができます。

では、プログラミングで何ができるのか

 では、プログラミングで何ができるのか、

 一言で言ってしまえば、上のようなことをするための「ソフトウェア(ソフト)」を作ることです。

 多くの人は「ゲームをするソフト」や「インターネットをするソフト」などの、 「既製品のソフト」を使ってパソコンを使っています。 その既製品を利用するだけではではなく、 自分でソフトを作ることが「プログラミング」であると言えます。


 実際に「ゲーム」を考えてみてください。

 実際の「ゲームソフト」では、説明書やゲーム画面にしたがって、 コントローラーやキーボードやマウスの簡単な操作でゲームを進めていきます。 最新の市販のゲームなどの中には、壮絶なストーリーに沿って、 3DのCGなどの演出の中で物語を進めていくものもあります。

 その、ゲームを作るということは、「実際にストーリーを考えて、ゲームを作る。」 あるいは、「キーボードやマウスの動きにあわせて画面も動かす。」 などのことを積み重ねて1からゲームを作ることです。

ソフトがどう動くか

 では、その「ソフト」はどのように動くのでしょうか?

 単純に言ってしまえば、 マウスやキーボード、あるいは、加工をする元となるデータなどの「入力」をもとに、 モニター上やファイルに「出力」する仕組みです。 例えば、マウスをクリックすると(入力)画像が表示される(出力)とか、 2つの数字を入力するとその最大公約数が出力される、ということがです。

 この入力と出力を組み合わせていくことで、 「ゲーム」にしても普通の「ソフト」にしても動いています。

難しそうかも

 上の例を見て難しそうに見えるかもしれませんが、 上の例はプログラミングを分かりやすく説明するための極端な例です。 実際には「文字を表示するだけ」の簡単なプログラムから始めて、 一歩一歩ステップアップしていけば、そこまで難しいことはないと思います。

 プログラミングを始めるにあたって全ての事を覚える必要はありません (ほぼ不可能です。管理人も分からないことだらけです)。 必要な事必要な時に覚えていけば、自然にいろいろな知識が身につきます。

 経験を重ねていけば、市販のソフトのようなソフトも作れる!かもしれません。

では、どのように作るのか

 まず、ソフトを作るには、ソフトを作るためのソフトが必要です。そして、プログラムを書くことになります。

 「プログラムを書く」というと何やらむずかしい感じがしますが、 基本的には「命令」と呼ばれる決められた「単語」を並べていくだけです。 ソフトの種類によっては、わずか2、3行書くだけでも正常に動くものは作れます。

たとえば、私がこのサイトでお勧めしている「HSP」というソフトを使うと、

mes "こんにちは!"
stop

の2行を書いただけで、ウィンドウに「Hello!」と表示されます。

 ちなみに、「mes "こんにちは!"」と書いたのは、ウィンドウに「こんにちは!」と表示しろという意味です。

「開発ソフト」を手に入れよう

 ソフトの製作をするソフトを「開発ソフト」などと言ったりします。 開発ソフトにも、簡単なものからむずかしいものまで、たくさんのソフトがあります。 そこで、代表的なソフトを挙げたいと思います。

HSP  初心者から上級者まで幅広く使える、無料のソフトです。 ゲームや簡単なソフトを作るのにすごく便利です。
Visual Basic  「Basic」は本来、プログラミングの学習用に作られた言語です。 そのBasicをもとにした「Visual Basic」は比較的簡単で、 また自由度も比較的高いです。
Visual C++  C++言語をもとにした「Visual C++」。自由度は高いですが、 反面むずかしいです。上級者向きです。
Java  Javaアプレットなどでお馴染みかもしれませんが、OSを問わず動くソフトをフリーで作ることができます。 少し難しいです。

 ソフト制作をするならば、「HSP」がおすすめです。 HSPはフリーなので簡単に始められます。 HSPは おにたま 様のホームページ「HSPオフィシャルホームページ」でダウンロードが出来ます。 また、HSPの詳しい説明についてもそちらをご覧ください。

 ここで「開発ソフト」と書くのは不適切かもしれません。 実際にはプログラミングの「言語」といったほうが良いのかもしれませんが、 ソフトとして考えた方が分かりやすいと思い「開発ソフト」と書きました。

その他のソフト

 その他にも探してみたい方は「プログラミングソフト」のページをご覧ください。

HSPを使ってみよう

 当サイトでは HSP の詳しい説明は行っていません。

 おにたま 様の「HSPオフィシャルホームページ」では、 HSPのダウンロードのほかにもHSPの解説やHSP関連のホームページの紹介など詳しく載っているので、 興味のある方はそちらを見てみてください。

 興味があるならば、一度インストールしてみるといいかと思います。 実際に動かしながら説明を読んだ方が、簡単に理解することができます。

プログラミングの仕組み

 次のページからは、プログラミングの仕組み(HSPに限りません)を簡単に紹介していきます。

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2007/1/5 更新